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飫肥城の日々
飫肥城下町の魅力を発信
「振徳堂大学日曜講座」再開!
 昨年12月21日から休講になっていた「振徳堂大学日曜講座」が5月31日(日)に再開されました。

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 今回は、「道州制を考える」というテーマで、「道州制ビジョン懇談会」の中間報告のポイントを中心に深川保典学長による講座があった。
 内容は、中央集権体制など現状の問題点や道州制の理念と目的、さらに導入のメリットや課題などの話があり、国・道州・基礎自治体の役割と権限や今後のプロセスなど解りやすく説明していただいた。
 しかし、久し振りに再開されたためか参加者が少なく残念だった。
 市民の共有財産である「振徳堂」を活用し、地域の活性化と学術文化活動の一環として開催されるこのような事業にもっと市民の皆さんの関心があっても良いのではないかと思います。

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第3回日南市観光懇話会
 県南地区観光の浮揚を図るため、旧日南市・北郷町・南郷町の観光に携わる関係機関や団体等が、情報や意見交換の場として、昨年度設置された「観光懇話会」が、これまで北郷フェニックスリゾートさんのご尽力で2回開催されてきました。
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 今回は、新日南市誕生後初めて、5月25日(月)に北郷フェニックスで開催され、名称も「日南市観光懇話会」として行政・団体・各地域・施設等の更なる連携強化を図ることになりました。
 行政からは、新日南市の谷口市長をはじめ倉岡・阪元両副市長や関係部長、課長等多くの皆さんが出席されました。
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 県南地域の観光浮揚のためには、前例踏襲の繰り返しでは結果は望めません。 先ずは行政の皆さん自らが斬新で画期的な行政手腕を発揮していただきたい。  
 我々観光に携わる民間団体等も、日南海岸を中心に豊富に埋もれている観光資源の魅力ある活用を図りながら、今まで以上に知恵と汗を出し、行政や関係機関の皆さんと協働で確実に成果を上げていくための仕組みを築き上げて行きたい。

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特に、県南観光地に観光客が滞在できるようにするためには、時間をかけて豊富な観光資源をゆっくりと楽しみながら散策できる仕掛けが必要です。その仕組みづくりの第一歩が『飫肥城下「食べあるき・町あるき」』だと考えます。
 この事業が飫肥で軌道に乗ったら、次は油津、北郷、南郷・・・・とエリアや参加店数などの内容を充実させながら、県南観光の浮揚策として仕掛けていきたいと考えます。
 しかし、この事業を軌道に乗せ継続できる仕組みにするためには、関係団体等が連携して取り組まなければ到底成し得ません。一層の連携とご協力をお願いいたします。 
八幡神社の楠の大木
 飫肥城内の北東に位置する八幡神社境内に推定樹齢420年以上の楠の大木があります。
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 天正16年(1588)島津に代わって飫肥城に入城して伊東家を再興した伊東祐兵が手植えしたと伝えられています。樹高約30m、幹周9,2mもあり、市の天然記念物に指定されているとともに、県の巨木百選にも選ばれています。
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 一説には、大隈国桑原郡の稲積弥五郎が、その地の一宮正八幡の神体を背負い来て、この地に祀ったとも言われてます。
 現在もその故事により「弥五郎人形行事」が毎年11月に行なわれており、県の無形民俗文化財に指定されています。
 この場所には、観光客の皆さんはあまり訪れませんが、飫肥の隠れた名所で大事な観光資源であります。
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羨ましい高千穂!
 県内でも人気の高い観光地「高千穂」に、観光客の受け入れ状況を見に行ってきました。

 五ヶ瀬川が阿蘇溶岩を浸食して生まれたV字型の渓谷・高千穂峡 「真名井の滝」は日本の滝100選に選ばれ、この滝の下を手漕ぎボートで遊覧もできます。
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 昨年崩壊のあったヶ所はきれいに復旧されていました。
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 天岩戸神話を今に伝える神社がありますが、天照大神がお隠れになった天岩屋戸を御神体とする西本宮と、大神をお祀りする東本宮にわかれています。御神域である天岩屋戸の遙拝は社務所にお願いすれば案内していただけます。
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 「西本宮」は多くの観光客が訪れていましたが、「東本宮」では、観光客はほとんど見受けませんでした。
 ところが、「東本宮」では、鳥居の前で鈿女(うずめ)が舞って出迎えます。
 腰を落とさない直立に近い姿勢のまま、小股でゆっくり旋回して左手に笹葉に模した木の枝を、剣のつかのように立てて握り、右手に持つ幣をつけた五十鈴を持って舞います。
 この舞は、古事記や日本書紀によると、天照大神が天石屋戸(天岩戸)にお隠れになった際、岩戸の前で天鈿女命(あめのうずめのみこと)が調子面白く舞ったものと言われています
 近くには岩戸開きのご神議が開かれた「天安河原」もあります。
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 「真名井の滝」の近くにある駐車場です。多くの観光客が訪れるこの駐車場の料金は1台500円です。1日約300台が利用するようです・・・・・羨ましい!
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 豊かな自然や日本の原風景が広がる高千穂町。天照大神が隠れたという天岩戸神社や高千穂神社、自然が織りなす美しい風景の高千穂峡や国見ケ丘など、あちこちに点在する神話と伝説のふるさとなど多くの観光資源に恵まれた高千穂は県北の観光拠点です。
 日南海岸や飫肥城のある県南にも様々な観光資源が豊富にあります。
 しかし、観光客や宿泊客の数においては高千穂が圧倒的に多いようです。
 これは、福岡・熊本・大分方面からの交通の便も良く、また宿泊施設も多く、地元の昔ながらの郷土料理や夜神楽等でおもてなしされることも人気のひとつではないか。
 さらに、高千穂をはじめ有名な観光地の駐車場は有料です。県南にも多くの観光駐車場がありますが、ほとんど無料です。
 特に飫肥の観光駐車場には、立派な観光客用のお手洗いがあり、保存会の職員が毎日掃除をしてきれいに管理していますが、年間相当の管理経費を要します。
 高千穂の有料観光駐車場を見たとき本当に羨ましく思いました。
 4月29日から先行スタートした飫肥城下町「食べあるき・町あるき」の中間検討会を 5月 11日午後19時から開催しました。参加店関係者他24名が参加し、活発な意見や要望が出され、今後の事業運営の課題として捉え、本格スタートに向け問題解決のための検討が必要です。

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 5月10日までの12日間の「食べあるき・町あるき」の売上げ枚数は食べあるきのみが842枚、由緒施設入館料セットのマップが1,344枚の合計2,186枚でした。

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 スタートした4月29日はゴールデンウイーク直前だったため、引換え券付マップの売上げは予想以上で、期間中に店によっては引換商品が無くなりマップ購入者から事務局に苦情の電話が相次ぎました。今後、このような事態が起こることはそう無いと思われるが、それでも参加店の数を増やすなど対応を考えたい。

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 次に出された意見や要望について主なものを列記すると次の通りです。

 ① 時間が無い場合や引換商品が無くなった場合など一店で一人2枚以上の引換ができるようにして欲しい。 消費者サイドに立って引換をした方がいい(1人2枚でもいい)。
 ② 参加店や町並みをバランスよく散策できるようなコースを設定したらどうか。
 ③ マップに付いている引換え券と上の説明書きの部分の大きさが同じで間違いやすい。
 ④ 引換商品を渡す時、お店のPRのチラシ等を渡したらどうか。
 ⑤ 今後この仕組みを持続させるための運営費等を考えた場合、今の事務手数料を20パーセン以上にし、資金を準備したらたらどうか。
 ⑥ マップの販売を観光駐車場付近で参加店が交代で行なったらどうか。駐車場でとマップを売るのと売らないとでは販売数が大きく異なる。半月に一回すればいい。
 ⑦ PR用のパンフや看板を町角に置いたらどうか。この事業を知らない人も多い。
 ⑧ 各店舗でマップを販売したらどうか。
 ⑨ マップをカラーにしたらどうか。 ⇔ カラーでなくても説明内容を充実したらどうか。
 ⑩ 引換商品を現金で買えないか。
 ⑪ 引換券の有効期間を現在の2日間でなくもっと延ばすことはできないか。
 ⑫ 引換券を数えるのに手間がかかる。もう少し大きくならないか。
 ⑬ 引換券の日付印が小さくて見えない。
 ⑭ マップを宿泊地(ホテル等)で売れないか。
 ⑮ 参加したいと申込む店がでてきた。
 
 次に、観光プランナーの前田先生から次のような指摘がなされました。

 ① この事業を成功させるためには、多くの市民の支持と協力を得ることも必要。
 ② お店の商品の良さなどの説明や飫肥のPRなどを行なったらどうか。
 ③ 「食べあるき・町あるき」参加者のアンケートをもう1~2回行なったらどうか。
 ④ 早急に実行委員会の組織を立ち上げるべき。 その場合、市やJAなどとも連携し、試行期間に輪を広げてしっかり固めていくべき。
 ⑤ 飫肥のまち全体が非常に魅力がある。空き家の活用等も検討すべき。

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 以上の様々な意見等が出されましたが、今後対応等を検討し可能なものは早急に実施し、十分検討すべき事項については、関係者を含めて話し合い、8月以降の本格スタートに向けてしっかりとした方針を出していかなければなりません。

   
 
あこがれのアルペンルート!
 去る5月13日から15日、富山県立山駅と長野県扇沢駅とを結ぶ、約90キロに及ぶあこがれのアルペンルートに行ってきました。
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 3000m級の山々が」連なる北アルプスをケーブルカー、トロリーバス、ロープウェイ、等の乗物を乗り継いで横断するもので、ダイナミックな山岳観光を満喫してきました。
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大観峰からの黒部ダムやその下流の展望
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 つづいて絶景の黒部峡谷をトロッコに乗って行きました。
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 黒部峡谷は「日本一の峡谷」「最後の秘境」と呼ばれ、北アルプスの深い字の大峡谷の間を走る小さなトロッコ列車からは、ダムや鉄橋、谷や断崖などの絶景が次から次へと あらわれ、寒さも忘れ大変感動しました。
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鐘釣駅の対岸にある黒部万年雪
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 今回、我が国屈指の大自然が満喫できる「立山黒部アルペンルート」と北アルプスに抱かれた山岳景勝地「上高地」、そして世界遺産に登録された「白川郷」を初めて訪れましたが、いずれも私にとって長い間あこがれていたところで、感動の3日間でした。
 しかもその驚くほど豊かな観光資源は世界的にも注目されあまりにも有名で、飫肥にとっては足元にも及ばない観光地で羨ましい限りです。しかし学ぶことも数多くありました。
 また、一月に訪れた「食べあるき」の先進地 『郡上八幡』 は名古屋方面からの通過地点にありましたが、現在は立派な観光地としてその仲間入りをしています。
 飫肥も、鹿児島、霧島、青島、鵜戸などの通過地点でなく、ゆっくり時間をかけて散策できる仕組みを築かなければなりません。その一つが「飫肥城下町『食べあるき・町あるき』事業です。何とか軌道に乗せたいものです。
 
 今年8月に日向市で「第一回お笑い発祥の地・宮崎 ひむかの国 こども落語全国大会」が開催されます。
この初めて開催される全国大会をPRするために、九州の小京都・飫肥の藩校「振徳堂」で、5月9日(土)県内唯一のこども落語一門「ひむかこども落語会」によるこども落語寄席が行なわれました。
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写真上は、前座で太鼓を披露した日向市日知屋小学校5~6年生による「天地鼓響 巴組」の皆さん 。
写真下は、「ひむかこども落語会」の出演者の皆さんです。

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先ずトップは、「ひむか亭小春」さんが登場
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つづいて「桂亭大福」さん
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こども落語のとりは「ひむか亭さき」さんです。
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最後は「桂 大黒」師匠でしめていただきました。
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皆さんお疲れ様でした!
8月1~2日に開催される「第一回お笑い発祥の地・宮崎 ひむかの国 こども落語全国大会」の成功をお祈りします。






 
2つの保存会!
 飫肥の有名な伝統芸能「泰平踊」の2つの保存会が、ゴールデンウイーク期間中にそれぞれ公演を行いました。

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 こちらは、4月29日に公演があった今町保存会(鶴組)による泰平踊です。(大手門前)
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こちらが、5月3日、4日、5日に自主公演された本町保存会(亀組)による泰平踊です。(豫章館) 
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泰平踊は、江戸時代から伝わる郷土舞踊で、初めは町衆によって踊られていた盆踊りだといわれています。
 1707年、対立していた島津藩との境界争いが和解し、泰平の時代が到来したことを祝い、飫肥藩主5代目伊東祐実侯により武士にも盆踊りへの参加が許されました。
 踊り手は、元禄風の武士姿と奴姿で、踊は武芸十八般を模った優雅さが漂います。
 踊りは2流あり、現在今町の鶴組と本町の亀組で保存されています。それぞれ踊りの姿勢や歌詞等が異なります。なお、現在飫肥小学校と吾田東小学校でも本町組の指導により継承されています。
 1962年には県の「重要無形文化財」の指定を受けました。
勇ましい武将姿!
 飫肥城下町保存会では、今年も5月5日のこどもの日に合わせ3日から5日まで、手づくり鎧兜(よろいかぶと)を着ての写真撮影を行いました。
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 鎧兜は地元飫肥の「鎧兜を作る会」(谷口隆子会長)がダンボールを材料に手作りで製作したものです。
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 今年は撮影場所を「松尾の丸」から、こいのぼりを揚げる「小村寿太郎生家」に移しましたが、3日間で市内外から約200のご家族が写真撮影されました。我が子の勇ましい武将姿にご家族の皆さんもうれしそうに写真やビデオを撮影されていました。
 今年も多くのご家族の皆さんに喜んでいただきました。「鎧兜を作る会」の皆さんお疲れさまでした。



豫章館で演奏と公演!
 5月3日(日)豫章館で尺八と琴の演奏や泰平踊の自主公演が行われました。
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 演奏は尺八の「風の会」(佐伯蕉風会長)、琴は福岡県久留米市の「奏美会(そうびかい)」の総勢30名の皆さんによる合同演奏でした。
 おなじみの「荒城の月」や「さくら」などを演奏され、多くの観光客の皆さんが素晴らしい音色に聞きほれていらっしゃいました。
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 佐伯蕉風会長のお話によると「約30年前の豫章館の杮落としとしの時から、毎年春と秋の年2回ボランティアで自主演奏活動を行っいる」とのことで、頭の下がる思いが致しました。
 佐伯会長さんをはじめ「風の会」や「奏美会(そうびかい)」の皆さんありがとうございました。
 
 快晴に恵まれた4月29日(水)、飫肥城下町「食べあるき・町あるき」がスタートしました。
 スタートに先立って泰平踊本町保存会の「亀の子」さんによる泰平踊の披露がありました。
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  飫肥商店会長のあいさつと「引換え券付マップ」の説明の後、「食べあるき・町あるき」の成功を願って串間市の太鼓集団「神童」による太鼓の披露が行なわれました。
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 つづいて、飫肥城下町保存会の清水理事長のスタートの合図で、参加者は「神童」を先頭に本町通りまで散策し思い思いの気に入ったお店に入って行かれました。
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途中で、谷口市長も参加
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泰平踊今町保存会による定期公演が、大手門通りであり多くの観光客が観覧に来ていました。
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城下町にぴったしの着物や人力車(ボランティア・祐兵クラブ)で散策された皆さん
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城下町の商店には店いっぱいに5月人形飾付けをしているところもありますよ!
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スタートした29日一日で約600人の皆さんが飫肥城下町「食べあるき・町あるき」に参加され、飫肥の町並みを楽しく散策され、地元の美味しい食べ物や手づくりのお土産などいただいて大満足のようでした。
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飫肥城下町「食べあるき・町あるき」は、これからずーと続きます!・・・・・と言うより継続するための努力と仕組みを作り上げていかなければなりません。
 この取組みが飫肥のまちづくりのきっかけになり、これが本格的に稼動し、起動に乗って初めて町に営みが生まれ、活気と賑わいが蘇ってくるものと確信します。
 そして、この仕組みの内容の充実を図り、エリアを広げることにより県南観光の起爆剤となっていくことを期待するものです。
 しかし、わずかの人の力では限界があります。市内には多くのまちづくりやボランティア団体等が様々な活動をしていますが、県南のまちづくりという目標に向かって、単発的な活動でなく、先ずは地域で出来ることから積極的に連携し、力を合わせなければ成しえることは到底出来ません。
 幸い飫肥にはそのような素材が多く存在してるので、上手く機能すれば間違いなく 『飫肥城下町「食べあるき・町あるき」』は起動に乗せることが出来ます。多くの皆さんのご協力をお願いします。
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