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ノイシュバンシュタイン城
 ドイツの観光で、今回最も楽しみにしていた城の一つ「ノイシュバンシュタイン城」です。この写真は、ペラート峡谷にかかるマリエン橋から撮影したもの。
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 この城は、バイエルン国王ルートヴィッヒ2世が、自分の中世への憧れを具現化する城を造ろうと、中世騎士の城をイメージし贅の限りを尽くして建てられた神秘的でメルヘンチックな城。また現実から逃避するために、ファンタジーなお城が造られました。それがノイシュヴァンシュタイン城です。ワーグナーの楽劇の世界に大変な興味を示し、城内はワーグナーのオペラをモチーフにした壁絵で飾られています。残念ながら城内の撮影はできません。この城の見学は、予約できないため、1時間前には来て手続きをしなければ、入城できないとのことでした。
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 このおとぎ話に出てくるような城の設計(グランドデザイン)を指示されたのは、建築技術者でなく、当時宮廷劇場の舞台装置や美術を担当していた画家で、ことからして絵のように美しい城ができたと思われます。
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 ここはオーストリアとの国境の近く、バイエルン州フュッセンの南方にあり、ドイツ・ロマンティック街道の終着に位置しています。ディズニーランドのシンデレラ城のモデルにもなっていて映画「チキチキバンバン」のロケにも使用された人気の観光スポットで、フランクフルトから日帰りで訪れる観光客も多いとのこと。
 この城からは、ルートヴィッヒ2世が子供時代を過ごしたホーエンシュバンガウ城(父マクシミリアン2世が築城)が美しい湖とともに眺められます。
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 シュヴァンガウは、ロマンティック街道の南端に位置する小さな村で、はるか下流には周りに牧草地が広がるのどかなバイエルンの牧歌的な農村風景が広がっています。
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 麓から城までは、坂道を徒歩で登って行けますが、馬車やバス(いずれも有料)を利用する方法もあります。
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 この城は1869年に建設に着手し、17年後の1886年に未完成部分を多く残したまま中止されましたが、居住できる程度にはできあがったそうです。また、この他にも城の建設を始め、ノイシュヴァンシュタインよりも高い岩山の上にさらに壮大な城や宮殿を建設する考えを持っていたと言うから驚き。
 これらの建設費用は王室費が充てられていたため公債を乱発するなど、借金を積み重ねていたそうです。このため、危機感を募らせていたバイエルン政府は、ルートヴィヒ2世を精神病の鑑定にかけ、ベルク城に軟禁したました。ところがその翌日、精神病の宣告をした主治医と散歩に出かけ、シュタルンベルク湖畔で水死体となって見されたとのこと。
 ノイシュヴァンシュタインという名の、「ノイ (Neu)」は「新しい」の意味で、シュヴァンガウは「白鳥河口」の意味があるそうです。
 芸術を愛し、中世の騎士伝説に憧れをもったルートヴィッヒ2世が、戦争に敗れた現実から逃避し、独自のファンタジー世界をつくり上げたのが、「ノイシュバンシュタイン城」だと言えます。
 
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