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飫肥城の日々
飫肥城下町の魅力を発信
日南市観光協会の社員総会
日南市観光協会の社員総会が開催されました。
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 議案の審議に先立ち、先ず新加入5社の紹介があり、現加入社員は154社になったとのこと。
 23年度事業経過報告では、観光客誘致・宣伝など数多くの事業の中で、特に関西方面の教育旅行誘致セール活動や県南観光ネットワーク推進協議会との連携などの成果が感じられました。また、飫肥城下祭りは37、000人の賑わいだったようです。
 新年度予算は緊急雇用対策が大幅にカットされ、前年度に比較して約400千万円近くの減額となりましたが、飫肥城下町「食べあるき・町あるき」のマップ販売の3名については、引き続き確保していただきました。
 また、嘱託職員2名の採用も予定されていて、今後事務局体制の充実をされるようですが、飫肥城下町保存会も県南観光客の誘致に向けて、観光協会とは一層の連携強化を図りたいと考えています。
 
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降り続く長雨
 梅雨前線が停滞し、連日うっとおしい雨が降り続いています。
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 この長雨の影響で、飫肥城由緒施設のあちこちで雨漏りが見つかりました。
 こちらの屋敷は、飫肥では最も格式のある「豫章館」。
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 この座敷の中央の間の畳がしみていて、天井を見上げると浸み出してきた雨水の粒が確認できます。
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 暫らく様子を見ていると、水滴がポタッと落ちてきました。間違いなく雨水です。
 早速、地元業者に現場を見てもらうと、ここの屋根瓦は、飫肥地方に伝わる「飫肥瓦」と呼ばれているものですが、かなり古くなり割れやすく、瓦の下地の土も薄くなっているとのこと。このため早い時期に屋根に上がって確認することになりました。
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 「豫章館」の部屋からの庭の眺めは、格別です。これまで何度も映画などの撮影場所になっています。
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 この枯山水の庭は、遠方の愛宕山を借景にした武学流の作庭です。そして庭全体を占める広い平坦な部分は大海を表しているそうです。
 この庭の雨水が流れ込むところにあるのが、観光客が休むあずまや。すっかり浸水していてこれもまた問題です。
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 このような古い由緒施設を、しっかり維持管理していくためには指定管理者である我々財団の力には限度があります。市も現状を見極めていただくとともに、連携を取った対応が必要です。それでも市民の財産であるこれらの大事な施設、職員全員でしっかりした保全管理に努めて参りたいと思います。

 
大雨警報!
 大雨警報が発表されていた昨日。
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 飫肥城周辺も、時折叩きつけるような激しい雨が降っていました。
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 雨が止むのを見計らって、飫肥城下町の天然の外堀である「酒谷川」を見に行くと、まだ堤防までは余裕のあるものの、飫肥城の臨時駐車場として利用している河川敷きは、既に浸水しています。駐車している車はないようで一安心!
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 それでも観光バス駐車場は満車状態で、多くの皆さんが大手門周辺を散策されていました。
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 天気予報では、まだ暫らく梅雨前線が停滞する様子、飫肥城由緒施設のあちこちで、雨漏りの報告があり心配です。
雨漏り
 うっとうしい梅雨の長雨・・・・・早く明けて欲しいですね。
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 飫肥の由緒施設の1つ「松尾の丸」の雨漏りが見つかりました。
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 雨戸の外から打込んだように見えますが、どうも屋根から柱を伝わって滴り落ちているようです。
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 早速地元の業者にお願いして、雨上がりに屋根に上がって見ると・・・・・何と屋根の谷間に落ち葉がびっしり!
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 雨漏りの原因が判明しました。  
 この「松尾の丸」は、時代考証に基づき江戸時代初期の初期の書院造りで再現された御殿で、屋根の形が複雑に入組んでいます。
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 このため市の消防職員の皆さんに、定期的にボランティアで屋根の清掃活動をお願いしています。
 とにもかくにも、今回は大切な市民の財産を守るため、業者にお願いして早急な対応を講じて参りたいと思います。
「寿太郎まつり」
 平成24年度の「寿太郎まつり」実行委員会が、昨夜開催されました。
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 今年も旧盆の8月14日(火)に開催されますが、当日雨天の場合は翌15日(水)です。
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 当日、午前10時から小村生誕の地で、顕彰祭神事と少年剣士剣道形の奉納が行われます。
 盆踊り大会は、飫肥城観光駐車場で午後7時開始です。
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 昨年の盆踊り大会は、小村寿太郎侯の没後100周年という節目の年を記念して「寿太郎侯音頭」が、地元関係者により作曲され、踊りの振付もこの時出来上がり、初めて披露されました。
 ところが、盆踊りが始って暫らくすると、雨が降り始め次第に激しくなりました。その後も雨が止む様子もなく、残念ながら途中で祭り終了と相成りました。 
 実行委員会では、今年の寿太郎まつりは、浴衣での参加を呼び掛けることにしています。また、飫肥城下町の夏の夜を彩る花火を打ち上げるなど、楽しい企画もあります。
 昨年の残念な結果を晴らすために、先ずは天候に恵まれて欲しいものです。
めざせ小村寿太郎!
 平成24年度「めざせ小村寿太郎国際塾」の開塾式が、国際交流センター「小村記念館」で行われました。
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 開会では、今年度の塾生59名(小学生50名、中学生9名)紹介の後、市長が「皆さんの中からも郷土の偉人『小村寿太郎侯』を超えるような若い人材が育ち、これからの国際社会で活躍して欲しい」とあいさつされました。
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 続いて4名の講師(富永・ケリー・ム―チン・ローラ先生)の紹介や開塾記念イベンが行われました。
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 塾生は、熱心に聞き入り、これからの国際塾に期待を膨らませているようでした。
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 この国際塾は、6月から来年3月まで週2日(火・木曜)に開塾されます。主な内容は、英会話・小村寿太郎侯について学ぶ・外務省訪問・世界の文化など中味の濃いものになっています。会場は主に小村寿太郎侯の業績等が展示してある「小村記念館」を中心に行れます。
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 ところで『小村寿太郎侯』は、6歳で藩校「振徳堂」に入学し14歳で卒業しましたが、その8年間は、英語を学ぶことはありませんでしたが、彼が一生の信条とした「誠」の心が育まれました。
 その後一時長崎留学した後上京し、大学南校(現東大)入学します。ここで彼の頭角が現れ卒業と同時に第一回文部省留学生としてあのハーバード大学に入学します。その一年後には、日露戦争当時のアメリカ大統領「セオドア・ルーズベルト」と「金子堅太郎」が入学します。その後「金子堅太郎」とは、学生時代の三年間アメリカで生活を共にしました。
 小村と金子はその後も親交を続けました。金子は伊藤博文の命で日露戦争終結に向けルーズベルト大統領に仲介を相談し、快諾頂いただきました。このことが、講和条約の成功に結び付くきっかけになったものです。
 ここで大事なことは、二人が身につけた語学力や外国文化などの知識が、その後の外国との交渉等に多いに活かされたということです。
 小村寿太郎国際塾での体験が今後活かされることは間違いありません。塾生が一年間頑張って大きな収穫を得るよう応援します。
台風4号? ほっ!
 今年最初に接近した台風4号。保存会では、由緒施設の雨戸を固定するなど前日から備えをし、朝から事務所で待機していました。
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 お客さんはお見えにならないだろうと思っていましたが、雨風が最も激しくなった午前11時頃にツアー客がぞろぞろとお見えになりました。
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 皆さんは、南郷のジャカランダ見学の後こちらにお見えになったようですが、台風4号の接近中ということで、雨風が激しく十分な観光ができないようで、申し訳ない想いがいたしました。
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 ところが正午を過ぎると、台風一過すっかり晴れ上がりました。
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 しかし、城下町の方は人通りも少なくお客さんはさっぱり。鯉だけは元気に泳ぎ回っていましたが、商人通りはガラ~ンとしていました。
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 なんだか梅雨が明けたようで、すっかり真夏のような陽が照りつけていますが、台風とともに観光客の皆さんもどこかに行ってしまったみたい!
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 ところで強いと言われ相当な被害があると思っていた台風4号、肩透かしを喰ったように晴れ上がり、被害も殆どなくホットしたところに、今度は5号がやって来るようです。 この天気いつまで持つのでしょうか?
 昨日は保存会職員で後片付けも済ませ、豫章館の庭の手入れも業者にお願いし、飫肥城内外すっかりきれいになりました。
 私どもは気合を入れて多くの皆さんが、お見えになるのをお待ちしています。 
  
あじさい満開!
 ふるさと林道小布瀬風野線の道路沿いに植栽されているあじさいが満開となりました。
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 この日は、平日で車の通りも少なく、このあじさいロードを我々が貸切っているようでもったいない気持ちになりました。
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 このロードは日南市酒谷小布施と串間市風野地区を結ぶもので延長約7,2Kmの広域林道です。平成5年12月から工事がはじまり13年1月に完成しました。このあじさいは、当初串間市側約4Kmを地域のまちづくり団体が植栽をはじめ、ボランティア活動でで手入れを行い、このような素晴らしいあじさいロードとなりました。また日南側の約2,5Kmも地元の皆さんがこれに負けじと植栽をされ、現在は約6Kmあまりに渡ってあじさいが咲き誇っています。
 またこの道路沿いにはあじさいだけでなく、モミジや桜なども植栽されていて、秋の紅葉や春の桜の時期も多くの皆さんの目を楽しませてくれます。
泰平踊の伝承
 飫肥小学校6年生への伝統芸能「泰平踊」の演技指導が、今年も始まりました。
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 侍と奴に分かれ、先ずは入場・退場の時の道行から練習します。
 今後何回かに分けて演技指導が行われますが、この日は最初の部分の指導が何回も丁寧に繰り返し行われました。
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 上は、侍の道行が終わり、かがんで立ち上がりの構えの練習をしているところです。一方、下の写真は奴で、踊りの最初にかけ声をかけて相手を投げる形の練習。
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 練習は、6月15日から始まりましたが、毎週金曜日の午後7時からと土曜日午前10時からの2回行われ7月14日まで続きます。
 この踊りの練習は、本町保存会(亀組)が指導しているものですが、彼らはボランティアで子どもたちへの伝承活動を行っているものです。この日は、小学校時代に習って、その後も踊りを続けている「亀の子」(中学、高校生)も指導に参加してくれました。
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 子ども達がデビューするのは、9月の小学校の運動会です。そして本番は、「第35回飫肥城下まつり」パレード参加です。今年の飫肥城下まつりは、10月20日(土)と21日(日)の予定ですが、パレードは2日目の12時にスタートします。それまでは、6年生全員が踊りを習得し、大勢のお客さんの前で、泰平踊を立派に披露できることでしょう。(上の写真は昨年の飫肥城下まつりパレードの様子)
06/17のツイートまとめ
obijyoAyumi

飫肥城は雨が降っています。雨はいやだけど、雨の城下町も風情があっていいね。お客様も、雨の城下町を楽しんでいるみたい。今週は台風が近づきそうだけど、あまり歓迎できないお客様のようです。
06-17 13:50

 昨日、大型クルーズ客船「レジェント・オブ・ザ・シーズ」が油津港に入港しました。
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 乗客の外国人観光客約500人余りが、飫肥にお見えになりました。
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 この日は、生憎の雨が時折強く降る中、日本文化が漂う城内を元気に散策されていました。
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 藩主の住まいを復元した書院造りの御殿「松尾の丸」の見学や飫肥藩に伝わる市無形文化財「四半的」(飫肥のアーチェリー)などの挑戦です。
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 乗客の皆さんは、中国をはじめ韓国、台湾などアジア以外にもアメリカ、イギリス、オーストラリア、など欧米からのお客さんも大勢いらっしゃいました。
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 「レジェント・オブ・ザ・シーズ」号は、午後3時半に出港しました。
 この豪華クルーズ船は、アメリカのクルーズ会社が所有するもので、中国の天津港を6月12日に出港し14日長崎に寄港し15日に油津港に寄港したものです。豪華外国客船「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」が6月15日に油津港へ初寄港しました。
 この後神戸港(16日)、福岡(17日)、韓国釜山(18日)に立ち寄り20日に中国天津に帰港する予定のようです。
 県と市が合同で誘致した「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」のクルーズは、今後9月までに5回の寄港が予定されています。
 飫肥城下町保存会としても、このような外国人観光客対応のため、城内外の案内板やパンフレットなどの外国語併記をはじめ、英語・韓国語・中国語の講習会なども行ってきました。しかし今回のように、一度に大勢の外国人観光客がお見えになると、窓口が大変混雑し十分な対応ができずにパニックになってしまいます。
 このため、職員の更なる外国語の研鑚や案内方法の研修などを行わなければなりません。また、このような大型船などや大勢のツアー団体が予想される場合は、行政を含めた協力体制の整備等の必要性を痛感しました。
 次回は、7月3日(火)に入港します。今回の経験を反省して今後の受入体制にいかして行かなければと思いますが、晴天に恵まれて欲しいですね。

 
鹿児島へ「夏の観光PR」
 今月11日と12日の二日間、日南市の夏場観光のPRをするため、鹿児島県でキャンペーン活動を行いました。
 鹿児島方面の活動は、し商工観光課、市観光協会、市物産協会、飫肥城下保存会から一名ずつの計4名です。全員「油津みなとまつり」をデザインした、揃いの黄色いポロシャツを着用して元気に出発。
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 今回使用した車のボディには、飫肥城大手門と泰平踊が貼ってあります。
 最初に訪れたのは、FM鹿児島放送局です。
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 続いてMBC南日本放送局。
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 そして午後から、南日本新聞社へ。ここでは視聴者プレゼント用の日南産「完塾マンゴー」を用意しました。
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 続いてKYT鹿児島読売テレビ局。ここでは番組内収録があり後日放映される予定とのこと。
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 最後に伺ったのがKKB鹿児島放送局です。人気キャラクターのプラッピー君を手に持った、受付の2人のレディーがお迎えです。
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 打ち合わせの後、ここでも収録があり放送していただくことになりました。
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 今回宣伝に使用した2種類のポスターです。
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 左は、市内三カ所の海水浴場のポスター。6月24日の栄松海水ビーチを皮切りに、大堂津海水浴場(30日)、富土海水浴場(7月1日)、広渡ダムレイクサイド公園(7月21日)がオープンします。どの海水浴場も折り紙つきできれいですが、中でも富土海水浴場は、日本有数の透明度を誇ります。
 右のポスターは、7月21~22日に開催される「油津みなと祭り」です。特に21日に開催される「花火大会」は、大小1万発の花火が打ち上げられる予定です。
 この機会に大勢の皆さんが、日南市にお越しいただき1泊され、翌日は飫肥の「食べあるき・町あるき」「鵜戸神宮」、「サンメッセ」、「南郷」、「北郷」、「酒谷」などの散策を、ご家族ご一緒に楽しんでいただけたら・・・・と思っています。
 


你好(ニーハオ)
飫肥城下町保存会の職員を対象に中国語研修を開催しました。
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ここ飫肥城も最近は韓国や中国のお客様も増えてきており、そういうお客様へのおもてなしも大事になって
きています。
そこで、語学研修をすることになりました。研修の必要性などを話した後、中国人の「夏 岩」先生を紹介し
さっそく研修となりました。

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夏先生は、日本の大学で学ばれ、現在は日南で仕事をされています。
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先生の講義を皆一生懸命聞き、言葉にしていました。
若い時と違って覚えるのが大変ですが、外国からお見えになるお客様が少しでも安心して観光ができるように
そして少しでもコミュニケーションがとれるようにと職員も必死で学んでいました。
私達は、これからもグローバルな観光に対応できるように語学もしっかり学んで、飫肥のよさを世界に発信
できたらと思っています。
抹茶体験
 シンガポールの皆さんが、飫肥の豫章館にあるお数寄屋で日本の抹茶の体験をされました。
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 皆さんは、市内にある北郷小中学校と現在交流を続けている、シンガポールのセイントゲイブリエル中学校の関係者とそのご家族の皆さんです。
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 表千家流「千寿会」の梅田先生からお茶の簡単な歴史や作法を説明していただき、全員で抹茶を楽しんでいただきました。 
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 シンガポールのセイントゲイブリエル中学校との交流を通じ、相互の文化や生活への理解と親善を深めることを目的とし今年で15回目になるそうです。
 抹茶の感想を聞くと「思っていたより苦味もなくとても美味しかった。友好的な感じがしました。日本の文化に触れてとても楽しかった。」などとても良い体験をしていただいたようです。次は、着物で生花体験は如何ですか!
体験研修
 本年4月に日南市職員として採用になった2名の職員が、当保存会で体験研修をしました。
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 男性は福祉課の吉野君、女性は健康増進課の阿萬さんです。
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 二日間の職場研修ででしたが、ミ―ティング後の清掃から由緒施設の窓口業務、チケット販売、四半的射場、「食べあるき・町あるき」体験、「ようこそ飫肥城へ」ブログのアップなどいろんな体験をしていただきました。
 研修終了後、二人から「二日間の研修では、市役所では体験できない貴重な経験をさせていただきました。今後、市の仕事の中でも活かし役立てていきたい。」とのあいさつ。
 観光施設での仕事は、二人にとって全くの畑違いの職場です。今回の体験は、平日で観光客もそう多くなくて、十分体験できなかった面もあったと思います。
 土・日・祭日などに来ていただくともっと活躍の場面もあったのですが、それはそれとして市職員としてこれからのお二人のご活躍を期待したいと思います。
 
「文化財愛護少年団」
 昨日、全国でも珍しい城内にある小学校、飫肥小の6年生が大手門通りで作業をしていました。
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 飫肥城周辺の清掃活動です。
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 一方こちらは、飫肥小・中学校を卒業した大人の皆さんによる小村記念館の庭園の除草作業。
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 このように飫肥城下町周辺がいつもきれいに保存されているのは、「地元の皆さんのボランティアによる定期的な清掃活動によって守られている」と言っても過言でありません。
 
 本日は時の記念日でしたが、飫肥小学校では飫肥地区の文化財を愛護し、郷土に対する愛情を更に高めるため「飫肥小学校文化財愛護少年団」の結団式が行われました。
 飫肥地域では、このように子ども達から大人まで、日南市民の宝である飫肥の伝統的な文化財や芸能などが地域を挙げて大事に守られ伝承されています。しかも子ども達のあいさつは、観光客の皆さんの感動するところで、飫肥の最大の観光資源になりつつあります。
 この日に清掃活動した6年生の子ども達には、いよいよ6月15日から飫肥の伝統芸能「泰平踊」の伝承指導も行われることになっています。
太陽のほくろ!
 昨日、太陽を金星が横切る「金星の太陽面通過」を見ることができました。
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 この日は前日の雨が嘘のように上がり、飫肥城も朝から天候に恵まれ、県外からのお客さんは「あつ~い」といいながら木陰で休んでいました。
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 小村記念館にお見えになるお客さんに『金星の太陽面通過』のことを話すと、皆さんもこのことをよくご存知のようで、私が用意した観察用グラスを目に当て「金星が何処にあるか分からん」と言いながらも「あった!あった!」と言って喜んでいただきました。
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 太陽、金星、地球が一直線に並ぶことで起きる「金星の太陽面通過」は、午前7時10分ごろから始まったようで、金星は約6時間半かけて太陽面をゆっくり横切って行ったようです。私も覗きましたが、良く見ないと分からないぐらい小さな黒い点を見ることができました。この点が金星ですが、まるで太陽のにある、小さな黒いほくろのように見えました。
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 昼過ぎからは少し薄雲がかかってきましたが、金星が太陽を横切るまでのすべてを観察できたようです。お陰で雨天で全く見ることができなかった、5月21日の金環日食の憂さを晴らすことができました。
 米航空宇宙局(NASA)によると、今回の太陽面通過は、世界のほとんどの地域で観測が可能だったそうです。
 この「金星の太陽面通過」の天体ショーは今世紀最後で、次に見れるのは、105年後の2117年12月11日だそうです。恐らく今回観察した人で、この時に観察できる人はいないでしょう。しかし、将来このような天体ショ―は、宇宙船に乗ってその地点に飛んで行き、自由に観測できる時代になっているかも知れません。
06/06のツイートまとめ
obijyoAyumi

きのうの雨がうって変わってきょうは晴天だよ。飫肥城はとっても気持ちのいい日です。みんな遊びにおいでよ。
06-06 10:49

五木村散策
 熊本県球磨郡北部に位置する五木村です。東は水上村、多良木町、西は八代市東陽町、坂本村、南は山江村、相良村、北は八代郡泉町の五家荘地帯に隣接する。村全体が九州山地の山岳地帯にあるため、標高1,000m以上の山岳が連なり、平坦部は非常に少なく、深い峡谷が縦横に走る急峻な地形が特徴。 村域は九州山地の一角をなしており、総面積の96.2%を山林が占めるそうです。
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 この村は五木の子守唄の里として知られています。ところがS38年から40年にかけて川辺川、球磨川で大規模な洪水が発生し、翌年41年川辺川にダム建設の計画が発表され激しい賛成・反対運動が展開される中に工事が進められてきましたが、ご承知のように川辺川ダムは中止になりました。
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 しかし水没予定地の皆さんは、既に上部の台地に移転され新しい集落が築かれています。このため、ダムに頼らない五木村の振興策や治水対策などの取り組みはこれからです。
 ところで。ここから更に奥に行った所にある「宮園の大イチョウ」です。樹高35m、幹周14mもあり高さは熊本県一で県指定の天然記念物だそうです。
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 昼食は、近くのお店で食べた「やまめ定食」、ここは渓流釣りのメッカだそうで、窓下の清流でもやまめ釣りの太公望が見えました。
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 ところで、驚いたのはこの店の女将さん。料理の説明をした後、何時の間に着替えてきて「五木の子守唄」の披露するいきなりのサプライズ! とっても上手でした。
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 この「五木の子守唄」は、集落によって唄い方が多少異なると言われます。歌詞もさまざまですが、「おどま かんじん かんじん あん人たちゃ よかしゅ よかしゃ よかおび よかきもん」の歌詞は、良く聴きます。
 「かんじん」とは、「勧進」(小作人)呼ばれる貧しい人々のことだそうです。歌の意味を調べてみると、「私は乞食のようなものだ。(それにくらべて)あの人たちは良か衆(お金持ち、旦那衆)で、良い帯を締めて立派な着物を着ている」となる。切ない哀愁のこもった歌で、聴いていると目頭が熱くなってきました。
 
 そこから、再び引換えして川辺川を渡り、八代方面に五木小川に添って行く途中に「白滝公園」があります。
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 ここの白滝とは、この公園の石灰岩の絶壁(高さ70m、幅200m)が、まるで白い滝のように見えることで名付けられたそうです。
 その公園の奥まったところに鍾乳洞があり、入口で100円投入するとライトがアップします。規模としては小さい鍾乳洞ですが、洞内では階段の下でごうごうと湧水が流出していてビックリです。 
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 「白滝」の下の渓流には鍾乳洞からの湧水が流れ出て来て、澄み切っていて川底の魚が丸見えです。この清流は夏場の避暑地となっていて、多くの家族連れが水遊びを楽しむそうですが、秋の紅葉もみごとだそうです。
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 五木村には、道路の等の整備が進んでいて飫肥から人吉を経て約3時間程度で行くことができます。一昔では予想できなかったほど近くになりました。「四季を通してほっとひと息できる子守唄の里」がキャッチフレーズです。これからも機会を見て訪ねてみたい場所です。次は戦いに敗れた平家の落人が移り住んだ、ともいわれる五木の歴史探訪もしてみたいですね。
伝統芸能「泰平踊」保存会
 宮崎県南最大のイベントと言われる「飫肥城下まつり」、そのパレ―ドの中心を成すのが「泰平踊」です。現在この伝統芸能を保存するは、「本町組保存会(亀組)」と「今町組保存会(鶴組)」の2団体です。
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 上の写真は、平成22年の第33回飫肥城下まつりパレードで「本町組保存会」。一方下の写真は、平成23年第34回のパレードに参加した「今町組保存会」です。
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 踊りの格好は、どちらも深編笠を被り、羽二重の着流しを着て一見似ているようですが、かなり異なります。
 腰を低く力強く踊る「本町組保存会」、一方「今町組保存会」は、腰を高く優雅に踊ります。
 歌詞も「本町組保存会」は初代藩主伊東祐兵公の功績をたたえるものですが、「今町組保存会」は参勤交代の御用船の船歌を集成したと言われ、日南海岸の津々浦々を詠んだものです。
 
 ところで、昨日「本町組保存会(亀組)」の総会が、飫肥城下町にある某寿司店で開催されました。
 総会では、昨年の事業実績報告や本年度の事業計画などが提案され、出席者全員の賛成で全ての議案が承認されました。
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 総会の後、会場を移して懇親会です。
 懇親会に先立ち、「泰平踊の唄」を全員で斉唱。毎年の恒例になっているようです。囃子の三味線(清水先生)と尺八(坂東先生)に合せて唄います。
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 福山会長の挨拶の後、来賓の日南市長さんの挨拶があり、商工会議所落合専務の乾杯の音頭で懇親会が始りましたが、会の流れはスムーズです。さすが泰平踊の保存会、息もあってます。
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 懇親会の最後に締めの万歳。
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 「本町組保存会」会員数は、侍21名、奴9名、囃子の太鼓4名、尺八3名、三味線6名、唄方5名で計48名です。
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 今年の事業は、昨年に引き続き 第3日曜日のボランテァ公演、小学6年生への踊り伝承指導、その他定期公演や飫肥城下まつりパレード参加、市や観光協会からの依頼など多くの公演等が予定されています。
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 今年の小学生の指導は、今月15日から7月14日まで10回行われます。また、観光客への公開披露は4、6、7、11、12、2、3月の第3日曜日に披露されます。(午前11時30分と12時の2回)
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 今年は、「泰平踊」が、昭和37年4月28日に県の無形文化財の指定を受けて50周年の節目の年になります。また、今年の第35回飫肥城下まつり(10月21日(日))のパレードには、「本町組保存会」と「今町組保存会」が一緒に参加するそうです。
 これから「今町組保存会」ともに力を合わせ、お互い切磋琢磨して泰平踊の伝承に努めなければなりません。 
 このため「本町組保存会」は、それぞれの踊りや演技に磨きをかけるため、積極的に自主的練習を行うことになりました。(私自身もできる限り練習に参加しなければと痛感しています。)
 今年も忙しくなりそうですが、会員の一層の連携と協力により「本町組保存会」が充実発展するとともに、会員の皆様の健康と活躍を願います。
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