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飫肥城の日々
飫肥城下町の魅力を発信
何処の城下町?
 飫肥城下町の本町商人通りと間違ってしまいそうなこの通りは?
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 ここは昨年末、東北自動車道上り線の羽生パーキングエリアにオープンした『鬼平江戸処』です。
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 この『鬼平江戸処(おにへい えどどころ)』は、池波正太郎氏の時代小説「鬼平犯科帳」とのコラボレーションとして、その著作権を管理する株式会社オフィス池波と提携し、同作品が描き出す江戸の世界観が表現されたものだそうです。この通りは、江戸の繁栄を象徴する豪華な日本橋大店が建ち並ぶ大通りを再現しているらしい。
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 ここにある関所は、江戸時代に日光街道に築かれた「栗橋関所」を模したものだそうです。日光や東北方面からの「江戸の入口」とされ、 現代の日光街道・奥州街道というべき東北自動車道を東京方面に向かわれるお客さまに、最初に江戸の世界観を触れていただくようにここに設置されたとのこと。 ところがこの関所の門をくぐると、中は厠になっています。
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 施設の中は下町の広小路が再現してあり、食事処が軒を連ています。空の色は夕焼けや朝焼けに変化します。
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 江戸の街並みを忠実に再現。江戸時代の当時の染色技術に基づく暖簾の色合いや、技法・デザインにこだわった看板、瓦など、江戸時代にタイムスリップしたような高速道路のパーキングエリア!
 現代日本人が忘れかけている「心のふるさと」というべき江戸の世界観を、時代考証に基づいた街並みや建物の意匠などのハード面、飲食やサービスなどのソフト面の両面で提供すること努力されているとのこと。
 我々の飫肥城下町は、江戸から遠く離れた土地ですが、新しく建設された建物でなく古い町並みや佇まいなどが、今に残っています。その景観に磨きをかけ、飫肥地域を挙げてしっかりしたおもてなしが出来る仕組みづくりを更に努力して行きたいと思います。
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「マイナンバー法」
 昨日から本日まで、小村記念館で宮崎県戸籍住民基本台帳事務協議会が開催されました。
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 県内九市の担当者約70名が出席し総会と研修が行われました。
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 開催地日南市の田中副市長と会長あいさつに続き、長年戸籍事務等に功績のあった皆さんに対する表彰が行われました。その後来賓のあいさつにつづき、事業経過報告や新年度の事業計画などが審議されました。
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 研修会の演題は「飫肥城下町の保存活動と魅力アップ」で、あゆみちゃんマップを持って「食べあるき・町あるき」という内容のお話を致しました。
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 本日は全体研修が行われましたが、希望者に小村記念館の案内を致しました。その後皆さんは、あゆみちゃんマップを持って町あるきをして頂きました。時折雨が強く降る生憎の天気で、町の散策は如何でしたでしょうか。

 ところで、全国民一人一人に番号が割り振られる「マイナンバー法」という法律(正式には、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」)が、昨年5月に成立しました。
 そして来年1月から、希望者には顔写真入りの個人カードが配布されるようです。
 そうなると、マイナンバーで自分の年金や保険料、所得税をいくら払ったかなど一括で確認できるそうです。

 導入によるメリットして、
 ・マイナンバーのカード1枚で、年金手帳、健康保険証、介護保険証として使える。
 ・転居したり、結婚や姓が変わったりしても継続して記録を管理できる。
 ・確定申告などでの各種証明書の添付を省略できる。
 ・年金記録問題のようなミスをなくす効果が期待できる。
 ・低所得者を偽装した生活保護費の不正受給を防止する。 
  などの行政事務の効率化や手続きの簡素化が期待できる半面

 デメリットとして、
 ・病歴や所得といった個人情報が収集・分析されるのではという懸念。
 ・システム構築やメンテナンスに1兆円規模の費用が必要。
 ・制度導入による具体的な経済効果が示されていない。
  など、国が広範な個人情報を把握することから、多額の経費を要するとともに、プライバシーの保護や情報流出、悪用防止が課題となるようです。

 このような重要な事務を現在取組んでいる自治体の皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。
 飫肥の伝統芸能「泰平踊」の伝承指導がスタートしました。
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 演技指導するのは、本町組保存会の皆さんです。
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 本日から7月までの予定で、週に2日程度行われます。
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 伝承指導を受けるのは、飫肥小学校6年生全員です。彼らの先輩たちもこのように指導を受けており、体育祭や飫肥城下まつりなどで披露します。飫肥小学校で長年受け継がれている伝統的行事にもなっています。
 同時に奴踊りの指導も、小学校体育館で行われているようです。また、飫肥小学校だけでなくお隣の吾田小学校でも伝承指導が行われます。
 指導する本町保存会の皆さんは、孫に教えるようだと目を細めていました。侍踊りの練習会場となる小村記念館大会議室入口には、履物がきれいに脱ぎそろえてありました。さすが飫肥小6年生、頑張れ!
Please come here again!
 昨日、シンガポールから旅行業者や宿泊関係者などがお見えになりました。
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 皆さんは、シンガポールで旅行企画を担当しているそうです。
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 先ずは、外国人観光客には欠かせない歴史資料館や豫章館などをチェック。
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 そして町の散策。
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 外国観光客の皆さんに人気の引換え商品は、お土産になる日本的なものが好まれるようです。
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 それでも、姫アイスはこの時期の人気商品です。
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 時折、小雨がぱらつく日でしたが、若くてとてもパワフルで活発な皆さんで、あちこちのお店を駆けまわって、城下町の散策を楽しんでいただいたようです。次の目的地の南郷道の駅にむかって笑顔で出発されました。
 Have a nice trip! and  Please come here again!
人形作品展
 昨日から、小村寿太郎生家で人形展が開催されています。
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 小村生家の玄関を上がると、この昔懐かしい想いを感じさせるリアルな人形が、玄関横で迎えてくれました。
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 博多人形といわれるものを中心に、様々な作品が展示されています。
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 作品展の人形を制作されたのは、伝統工芸士博多人形作家「二代西頭哲三郎さん」です。先代は国の現代名工卓越技能保持者で福岡県の無形文化財保持者として活躍され、天皇陛下への御前制作をはじめ数々のコンクールでも受賞されています。 その二代目として2000年に襲名し、その後の博多人形展などで数多く受賞され、現在福岡を中心に活躍されています。
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 博多人形は、約400年前に藩主黒田長政(黒田官兵衛の嫡男)が、この地に移封されて福岡城を築いたとき、瓦師正木宗七が城の瓦を焼いた余技に残りの土で人形を焼き、献上したのが起りだそうです。
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 明治期に「博多人形」と呼ばれるようになったようですが、福岡市近郊の粘土を原料とした素焼きの人形に、泥絵具などで着色してあり、美人や歌舞伎・能の場面に加え、最近は干支(えと)の人形も多いとのこと。
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 この人形作品展は、小村生家で今月29日(日)まで開催されます。
 これまでの伝統的な技法に加えた「掛軸」「灯明」「香炉」など約百点が展示され博多人形の世界を楽しむことができます。
品川区から行政視察
 本日、東京都品川区の議員さんが飫肥城下町にお見えになりました。
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 皆さんは伊藤幹事長さん他会派の行政視察で、「飫肥城下町の街並み保存と観光客誘致について」の調査が目的です。
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 前日は、鹿児島県知覧を研修されたようで、飫肥では伝建地区の保存の取組みや「食べあるき・町あるき」などについてお話をさせていただきました。
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 その後、小村寿太郎侯とご一緒に記念撮影。この中には、区議会議長さんもいらっしゃいます。
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 そしてしあわせ杉でパワーを得て、旧本丸跡で癒され、元気にに食べあるきで町の散策です。
 ところで、私は品川区といえば品川駅がありその近くには伊東家の菩提寺となっていた東禅寺のあるところと思っていました。 実は、品川駅も東禅寺も港区でした。  私の思い込みで大変恥ずかしく、皆さんには失礼をいたしました。
 ところで、品川区では新しいまちづくりで旧東海道沿いの史跡などを掘り起こし、新たな観光資源として磨きをかけて、観光客を呼び込む取組みが検討されているようです。
 そのヒントになればと飫肥城下町にお見えになったようです。要は、そこにいる地域の皆さんがその思いをしっかり受け止め、行政と一緒になって取り組むかがカギだと思います。
 旧本丸跡で癒され、しあわせ杉でパワーをもらった皆さんです。品川区の新しいまちづくりに向けてご活躍されることを期待します。
 昨夜の台風7号の接近で、今朝まで降り続いた雨も午後には上がりました。
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 心配した施設等の被害もなく、ホッとしています。
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 お陰で、昨日から始まった、豫章館の庭園の剪定も順調です。
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 豫章館の庭園は、桃山式庭園で大石武学流の作庭といわれます。樹木や庭石・灯籠などが巧みに配置してあり、遠方の愛宕山の左右につづく一連の山々を借景にして造られた枯山水の日本庭園です。
 庭園で最も多いのはサツキですが、花の終わるこの時期に剪定をしなければ、来年花を見ることができません。
 飫肥城施設の中でも、ここの庭園は我々保存会では剪定管理が出来ないため、地元造園業者に長年お願いしています。
 
 昨日、小村記念館で亀の親子が泰平踊で観光客をおもてなしをしました。
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 といっても、実は飫肥の伝統芸能「泰平踊」を保存伝承する「かめの子会」と「本町組保存会」の皆さんが、午前と午後に分かれて自主公演をしたということです。
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 左が「かめの子会」、右が「本町組保存会」の皆さんです。
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 こちらのご家族は「かめの子会」と記念撮影。
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 一方こちらの団体は、親がめの「本町組保存会」の皆さんと撮影。 
 ところで、「かめの子会」のメンバーは、中学生や高校生の男女で構成されています。彼らが「泰平踊」を始めたのは、小学6年生の時で、「本町組保存会」の指導を受けて修得しました。
 その後小学校を卒業して、引き続き「泰平踊」を踊る場合、「本町組保存会」では、女性の加入が認められません。そのため、新たに「かめの子会」が組織されたのです。 「本町組保存会」は、別名「亀組」とも呼ばれます。その指導を受けているので、親亀と子亀でいわば親子関係のようなものです。しかし、「かめの子会」の踊りは大人の踊りに引けを取らない立派なものです。
 曲も踊りも同じですが、一緒に踊ることはできないため、別々の時間帯に公演しているのです。
 毎月第3日曜日に自主公演されますので、ぜひ親子の泰平踊りをご覧になりませんか。
 日南市の人気キャラクター「にちなんぢゃ様」と一緒におしとやかにお座りしている飫肥城下町の「あゆみちゃん」。
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 その二人が結ばれる????
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 仲人役の労をとっていただくのが日南市の稲本副市長、二人は大喜び!・・・・・・・という夢のような話。 
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 実はこの日、飫肥城にお見えになったJR博多シティー会の皆さんをお迎えする前の一幕でした。(稲本副市長は、歓迎のあいさつをして頂きました)
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 大手門前では、一緒に記念撮影のサービス
 皆さんは、JR博多シティーでテナントを運営されているオーナーなどで、前日に宮崎市で開催された定時総会に出席され、この日の観光に参加されたということです。2班にに分かれてお見えになりましたが、 「にちなんぢゃ様」と「あゆみちゃん」はしっかりと大役をこなしてくれました・・・・・・・「にちなんぢゃ様」! 今後も「あゆみちゃん」を誘っていただいき、二人で仲良くお仕事をして頂きませんか!
柳川市商工会女性部
 昨日、柳川市からお見えになった女性の皆さん。
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 皆さんは、柳川市商工会女性部のパワーフルな大津部長さん等の面々。先ずは、飫肥城下町の食べあるき・町あるきについて研修。
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 その後、全員でしあわせ杉のパワーをもらい、癒しの森ですっきりし・・・・・・・・元気になって
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 城下町に下って、今回の視察目的である「食べあるき・町あるき」の体験です。
 ところで皆さんは朝8時に柳川を出発され、飫肥に11時30分に到着されたようです。飫肥を発たれたのが午後3時30分でしたので、飫肥での滞在時間は約4時間。十分に散策と研修が出来たと思いますが、飫肥での研修如何でしたか? しあわせ杉で得たパワーと皆さんの活動で、これからの柳川の活性化を仕掛けて下さい。
 それから、柳川の結構な和菓子を頂きましたので、職員で美味しく頂きました。有り難うございました。

通気をよくして安心!
 飫肥藩の藩校振徳堂
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 飫肥城下町を代表し、江戸時代の歴史を感じさせる木造建築の建物です。
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 講堂や槍場などが建っていた本堂裏側一帯には、20年ほどまえに金木犀などが植栽されようです。その木が大きくなりすぎて、周辺が薄っすらと日も射さなくなり、梅雨に入り建物がじめじめと湿気を帯びています。
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 そこで、市にも相談して枝を切り詰めて低く育てることにしました。
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 そして、地元の造園業者にお願いして、きれいに切り揃えていただきました。
 1年後には、新芽が出て2~3年後にはきれいな玉型の樹に剪定できるとのこと。
 これで振徳堂の建物も通気が良くなり、傷み始めていた板壁等も安心です。
シンガポール中学生との交流
 今年もシンガポールのセイント・ゲイブリエル中学校の皆さんがやって来ました。
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 昨日小村記念館にお見えになったのは、長年交流事業を行っている日南市北郷中学校のホストファミリーやボランティア通訳の皆さんなど約20名です。
 シンガポールと北郷中学校の交流は、30年前の1984年(昭和59年)にさかのぼります。外務省の招聘事業「21世紀の友情計画」で来県した中の1名が旧北郷町でホームスティーことが始まりだそうです。 
 その後交流が続き、1998年(平成10年)に旧北郷町とシンガポールとで盟約調印が行われ、北郷中学校(現北郷小中学校)とセイント・ゲイブリエル中学校が姉妹校になり、現在も毎年交流が続いているということです。
 6月にセイント・ゲイブリエル中から北郷中に迎え入れ、8月には北郷中がシンガポールを訪問し、ホームスティしながらそれぞれの学校で授業を受け、お互いプレゼンテーションをして生活習慣を紹介するなど交流を行っているそうです。
 このような交流を通じてお互いの文化の違いなどを理解し、今後の両国の友好関係が多少なり築かれるものと思います。
歳月人を待たず!
 6月10日は、時の記念日
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 毎年恒例になっている、飫肥小学校6年生による鐘撞きが行われました。
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 鐘撞きに先立ち、11時30分から飫肥城文化財愛護少年団結団式、その後鐘突き堂の横で飫肥城の鐘について「飫肥城の鐘をつく会」の会長よりお話。
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 そして正午の合図と同時に、鐘撞きが始まりました。2~3人が一組となり6年生全員が、鐘をつきました。
 飫肥小学校内にある石碑に「時は人を待たず」の故事があります。
 「歳月人を待たず」と同じ意味ですが、ものの本によれば、これは陶潜の『雑詩』にある「盛年重ねて来たらず、一日再びあしたなり難し、時に及んで当に勉励すべし、歳月人を待たず(若い時は二度と来ない、一日に朝は二度とない、時を逃さず一瞬を大切にして勉学に励めよ)」に基づくのだそうです。
  転じて、人はすぐに老いてしまうものだから、二度と戻らない時間をむだにしないで、努力に励めよという戒めを含むことです。私も一老人として深く考えさせられました。
梅雨の日曜日
 梅雨に入って最初の日曜日。
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 大勢の観光客がやって来ました。
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 バスの駐車場は、満車状態!
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 その内の幾つかのグループは、大手門通りを下って町ちあるき。
 この賑わいの大部分は、南郷道の駅周辺のジャカランダ見学ツアーの皆さんです。
 お客さんの多くは、関東や関西方面からのようです。現在全体の7~8分咲きのようで、これからが見頃になるとのこと。
 ジャカランダの様子はこちらのFacebookhttps://www.facebook.com/jakarandamatsuri』をご覧ください。
虻蜂取らず!
 (一財)飫肥城下町保存会の平成26年度第1回理事会を開催しました。
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 今回の理事会の主な議案は、平成25年度の事業経過報告や収支決算などです。経過報告の中で、飫肥城由緒施設などの入館者は年々減少していることを報告しました。これは、近年宮崎県内に魅力ある様々な観光スポットや買い物が楽しめる道の駅などが誕生し、飫肥城に来ても入館に至っていないことや町あるきに向けられていることが考えられます。
 そのため、私どもとしては更なる飫肥城下町の魅力アップを図り、集客に結びつける努力をしなければなりません。
 一方四半的や「食べあるき・町あるき」の利用は、年々増加して昨年度は過去最高の売上となりました。
 町の賑わいはでてきましたが、入館者を増やすためにはどうしたらよいか、虻蜂取らずということになってはいけませんが、今後の大きな課題です。
お得な「綾の旅札」
 綾町で人気の「綾の旅札」を購入し、町の散策をしました。
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 「綾の旅札」とは、ヒノキの間伐材を輪切りにして焼印を押した札(1000円)を購入すると、様々な名特典が受けられる仕組みになっています。綾町観光案内所など町内5カ所の施設で、販売されています。
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 私がこの札を購入したのは、綾町で最も人気のある照葉大吊橋です。
 この札の得点として、「照葉(てるは)大吊橋」と「綾城」の入場券が付いています。
 ここの照葉樹林一帯が九州中央山地国定公園に指定されており、この大吊橋は、昭和59年に架橋された、長さ250.0m、高さ142.0mの歩行者専用の吊り橋です。当時高さは歩行者専用の吊り橋としては日本一でした(現在二番目)。
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  照葉樹とは、広葉樹の中で落葉しない常緑樹のことだそうです。その日本一の照葉樹林の中を、対岸から約2kmの自然遊歩道が続いて、森林浴をしながら散策出来ます。
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 途中にはこのような小さい滝が何カ所もあり、ちょっとしたハイキング気分です。
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 ところで、この「綾の旅札」には、二つの施設の入場以外にもお楽しみ引換え券が三枚付いていて、綾の自慢の商品と交換できます。私が頂いたのは、「手づくりゆずこしょう」です。このような商品以外にも、温泉入浴券やコーヒーなどの飲み物や工芸品などと20点の中から選べます。又、他の特典として8店舗の商品割引ができます。
 滞在時間の余裕がある方は、とってもお得で楽しめます。
 飫肥城下町の「あゆみちゃんマップ」と一味違った、綾町バージョンとして魅力満載のマップです。皆さんも一度出かけてみては如何ですか!


 綾城
 飫肥伊東氏と縁のある綾城。
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 この城は、約650年前に築城されていたとの想定に基づき、日本城郭協会等の調査に基づいて考察され、昭和60年に戦国初期城楼建造物として構築されたものだそうです。綾城が、かってこのような建築物であったということではありません。
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 入口には立派な門が築かれています。
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 城内は資料館になっていています。入館して特に注目したのが、この武将の面々。
 綾城は伊東氏48城の一つとなっていましたが、、1572年えびの木崎原の戦いで島津に敗れて、島津勢に追われ豊後の大友宗麟を頼って落ち延びる時に、立ち寄ったとされる状況がセットされていました。
 向かって左が伊東氏十六代義祐、中央が城内に迎え入れた綾城主佐土原遠江守です。右は後に新刀の開祖といわれる刀工田中国広です。このセットの状況は、国広が義祐に島津勢から身を守る策を進言しているところとの説明がありました。その後、国広は天正遣欧少年使節の一人で当時8歳の伊東マンショを背負い、後に飫肥城初代藩主となる伊東祐兵などと共に豊後に落ち延びることになります。
 その後、綾城は島津氏が支配しますが、元和元年(1615)の一国一城令により廃城となります。
看板設置!これで一目瞭然!
 飫肥城観光駐車場チケット販売所
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 飫肥城にお見えになった観光客が、最初に訪れる処です。しかし、この施設が何をする建物なのか一目で気付いて頂くためには、看板が必要です。
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 そこで、市商工観光課の指導等もあり、ここに看板を設置することにしました
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 そして、『飫肥城下町 案内処』の立派な看板が出来上がりました。これで一目瞭然!
 この設置経費は、市の方で捻出していただきました。 
 ところで看板設置でお世話になったのは、この看板の飫肥杉製板をお世話をして頂いた、本町商人通の『紀風屋小町』の社長さんです。知人の方に相談されこの立派な杉板を寄贈していただき、安価で設置出来ました。
 なお、現在旧本丸跡など飫肥城内に設置してある、飫肥杉製の立派な長椅子も紀風屋小町さんに寄贈して頂いたものです。

  
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