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 「小村記念館」に展示してある「ヴィオラ」と「ヴァイオリン」。
 小さいのがヴァイオリンで、より大きいのがヴィオラです。
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 伊東マンショら4少年による天正遣欧少年使節(1582年出発~1590年帰国)は、日本人として初めて公式にヨーロッパに渡り、当時のヨーロッパの人々に日本の存在を知らしめました。ローマでは教皇グレゴリオ13世に謁見し、使節としての使命を立派に果たしました。そしてグーテンベルグ印刷機をはじめ楽器など様々なの西洋の文化や品々を持ち帰りました。そのヴァイオリンとヴィオラが復元され、ここ小村記念艦に展示されているのです。
 そのヴァイオリンとヴィオラを復元していただいたマエストロ石井 さんが、ひょっこり小村記念館にお見えになりました。
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 石井先生は、20年振りにこの楽器に再会され、早速手にとって優しく撫でるようにチェックされました。
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 そして先生の口から出たのは、「しっかり管理されていて安心しました。」「色合いも落ち着いてきているので、もっと良くなりますよ」と安心されたようです。
 さらに、「このヴァイオリンとヴィオラはこのように保管されれば、後500年は持つでしょう!」と言われてびっくりです。また、先生は、「この楽器の形は女性のお尻の形をしているんですよ。」と説明していただきヴィオラの裏側を見せていただくと、女神の彫り物がしてあり、これまた驚きです。
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 石井先生は、1970年(昭和45年)イタリア・クレモナに住み、国立国際クレモナヴァイオリン製作学校に入学。1973年卒業後プロとしてのヴァイオリン製作を10年続け、技術、公的な推薦の条件がそろって、1975年、当時の厳格な審査の後マエストロとなられましたそうです。
 石井先生は、あの「さだまさし」さんとも親交があるようです。また皇太子殿下のヴィオラや愛子さまヴァイオリンは石井先生がお渡ししたものだそうです。詳しくは、『マエストロ 石井 の世界』をご覧ください。
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 天正遣欧少年使節が日本に持ち帰り、聚楽園で秀吉の前で演奏したとされる「ヴィオラ」と「ヴァイオリン」などの楽器を石井先生は、文献等をもとに7年余りの歳月をかけて復元されました。遣欧少年使節一行の主席正使を務めた伊東マンショ。今年は、伊東マンショがなくなって400年目の節目の年です。このため石井先生は伊東マンショについては、特別の思いもあるようです。お帰りになる時は、伊東マンショ像のある日南駅までお送りし一緒に写真に収まっていただきました。

 先生は、ヴァイオリン生活47年、イタリアクレモナ永住42年目を迎えられ、2015年には50年記念祭を計画されているとのこと。現在、長崎と広島に工房を毎年秋に工房を開設し弦楽器の調整修理を行っていらっしゃるそうです。
 今後もお元気でご活躍を願いたいものです。
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