FC2ブログ
ローテンブルク
 ドイツ南部に位置し城壁に囲まれたローテンブルグという街は、10世紀の後半には集落が構成されたといわれ、12世紀には最初の城壁が構築されており中世の街並みがそのまま残る大変魅力のある街です。
IMG_8663.jpg
 この街の城壁には、さまざまな門塔が築いてあり、古来より街の出入りが厳しくチェックされていたようです。
 IMG_8681.jpg IMG_8718.jpg
 この建物は、その中心部にあるマルクト広場の市庁舎です。
IMG_8727_20120423145503.jpg
 その市庁舎の塔に上ると街が展望できます。
IMG_8673.jpg
 螺旋階段を上がりきったところに吹きさらしの狭い展望所があり一周できます(高所に弱い方は無理かも)。見下ろすと真下にマルクト広場が、遠くに城壁外が遠望できます。
 IMG_8654.jpg IMG_8662_20120423142637.jpg
 街を取り囲む城壁は約3、4キロにも及ぶそうです。 
 IMG_8686_20120423142739.jpg
 その城壁の上には屋根が付いていて、当時の防衛監視兵などが歩いた歩道は、石畳でしっかり整備されています。
 IMG_8706_20120423142807.jpg IMG_8693_20120423155634.jpg
 城壁には、約10m間隔に監視窓が設けてあります。その監視窓からは弓や鉄砲などで敵を迎えたのでしょう。握り拳ができるように、また銃を支える横木なども取り付けてあり、さまざまな工夫のあとが見られます。
 IMG_8694_20120423160843.jpg IMG_8714.jpg
 この城壁の歩道から、先ほど上った市庁舎の塔が遠くに見えます。
IMG_8708.jpg

 ところでこの街に夜な夜なやって来る不思議な身なりの男がいます。マントを着て手には西洋槍を持っています。近づいて見ると観光客の皆さんに何やら町の案内をしているようです。
 飫肥城下町で例えれば、夜の観光ガイドボランティアということでしょうか。
 IMG_8543_20120423162211.jpg IMG_8552_20120423162202.jpg
 これは、マルク広場の市議宴会場にある有名な仕掛け時計です。上の時計は日を示し、下段が時間を表示します。午後10時に時計の左右の窓が開くと、明かりが灯りカラクリが始まりました。
IMG_8589.jpg
 左には将軍ティリーの仕掛け人形、そして右側には ローテンブルクのヌッシュ市長が登場、 将軍がラッパを吹くとそれに応えて老市長は手にした大杯を口に傾け続けます。「マイスタートゥルンク(一気飲み)の仕掛け時計」いわれます。
 これは、1618~1148年の30年戦争でブロテスタント(新教)側についたローテンブルクは、カトリック(旧教)側皇帝軍の将軍率いる大軍に包囲され陥落します。町は破壊され議員たちは首をはねられる運命となっていました。そこで老市長ヌッシュは、将軍ティリーの申し出を請けて立ち、3リットルものワインを一気に飲み干して街を助けることができました・・・・・と言う有名な史実に基づいて仕掛けられたものだそうです。街を救った老市長はその後三日間眠り続けたそうですが、八十歳まで長生きしたとのことです。
 このカラクリ時計は、11,12,13,14,15,21,22時の1日7回動くようです。

 また、ローデンブルグの名物のお菓子と言えば「シュネーバル(雪の玉)」です。英語ではスノーボールとでも言うのでしょうか。もともとこのお菓子は中世まで遡り、結婚式やお祭りなどに食べられる特別なお菓子だったそうです。 このパンは、「シュネーバーレンアイセン」と呼ばれる丸い特別な鉄の容器の中に生地を入れて揚げた後、冷めてから粉砂糖をふりかけるのがオリジナルシュネーバルだそうです。
 IMG_8570.jpg IMG_8615.jpg
 現在はチョコレートやアーモンドなどともコラボして、種類も豊富にあるようです。ちょっとかさばるが、日もちがするのでお土産にもなります。但し、スーツケースなどに入れる場合は丸い筒状になっている専用の容器に入れなければ、直ぐに崩れてしまう心配があります。


 IMG_8619.jpg
 ローテンブルクの街は、17世紀に起こった30年戦争を境に衰退したようです。また第2次世界大戦でも爆撃などで街の多くが戦火に会いました。その後日本など世界からの多額の寄付や援助により以前のような中世の街並みを取り戻したとのことです。この街を訪れると、通りや広場など全てに石が敷き詰められ、建物などの風情からあたかも中世の西洋に迷い込んだようです。
 日本からの観光客も多く、長年住み着いている日本人もいます。現在ではロマンチック街道の中では特に人気の高い街だそうです。このように保存されている街並みを見て街の皆さんの保存に対する熱意や想いを感じ取ることができました。
スポンサーサイト



コメント
この記事へのコメント
URL :
コメント :
パスワード :
管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
Template designed by アクセラと+αな生活(ホノミ)

Powered by .