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豆田町視察
 連休明けの7日に、「九州の小京都飫肥有志の会」の皆さんと日田市豆田町(まめだまち)に行ってきました。
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 早速、日田の観光協会・豆田伝建保存会の皆さんからパワーポイントで日田のまちづくりについて説明を頂きました。日田の皆さんには、お忙しい中での対応ありがとうございました。その後、観光ガイドさんの案内で町の散策です。
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 この豆田町は、もともと江戸の初め月隈山に築かれた丸山城の周辺にできた城下町で、丸山町と呼ばれていたそうです。その後、永山城になると町名も豆田号永山町となったとのこと。そして1639年、日田が天領になると町名も豆田町と呼ばれるようになり、商人町として全国から大名や商人が集まり、大変な賑わいをみせ繁栄していたそうです。 ところが、明治に江戸幕府がなくなると、次第に客足が遠のいていったようです。更に、昭和50年頃からの土地区画整理で、商店機能も駅前に移行し衰退の一途だったとのこと。 
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 そこで、危機感を持った地元商店の皆さんが「天領まつり」や「祇園山鉾」などを復活しイベントを行ったそうです。更に普段でも観光客などが訪れるように、地域の文化や古い町並みを活かしたまちづくりを進めてきたようです。さらに平成17年には、地域住民の力により、竹林伐採の有効活用と環境保全に取組むと同時に観光客の集客を図るため、「千年あかり」祭りも始ったとのこと。
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 写真上が豆田御幸通り、道路の路面も砂利を敷いたような造りになっています。電柱は平成10年~12年に地中化された。下は魚町通りで道路は石畳です。
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 こちらは、豆田上町通りですが、ここの無電柱化工事は、平成21年に完成したそうです。
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 ここが国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたのは、平成16年ですから最近です。
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 この町を歩いて気付いたこと。①空家が少ない。 ②道路を拡幅せず、昔のままの広さで残してある。 ③由緒施設のほとんどが、個人所有で有料で公開されている。左(廣瀬資料館)、右(日本丸館)
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 ④交通量が多が、歩行者に気遣って運転手が譲ってくれる ⑤店内や店前にテーブルなどあり、ゆっくり休める場所が多い。
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⑤屋敷と言われる建物の床が低い。⑥伝建地区内に宿泊施設がある。⑦景観に配慮して様々な工夫がしてある。(例:河川の塀、自販機を隠すなど様々な近代的な設置を杉材で覆うなど)
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 豆田は、かつては九州の経済や文化が集中し、中心部であった豆田町には豪商が軒を連ねていました。現在も全国から年間約50万人のお客さんが来て賑わっています。
 この原動力となったのは、地元住民が主導して、地域の文化や残された古い町並みを保全・活用してまちづくりを展開してきたことです。 特に、昭和50年以降の区画整理やバイパスが、駅前周辺に移り、この豆田地区の街並みが昔のまま残ったことが幸いしたと思います。
 この点飫肥地区では、当初飫肥の街並みを避けてバイパスが計画されたのを住民が反対し、通りを拡幅して整備を図った。結果がどうであれ、そこに暮らす人にとって、昔の街並みを残すことは、車など文明社会の中では極めて暮らしにくい。この点にについては、賛否分かれるところであるが、当時の飫肥地区の皆さんは、拡幅にともなう通りのまちづくりについて、取り決めを行うなど、連携して新しいまちづくりに意欲を持って取組んで来られました。
 しかし、豆田の皆さんが飫肥と異なるのは、行政に頼る前に、地域自ら様々な取り組みや保存活用を図って来たという点です。
 しかも、飫肥の有料由緒施設(7ヶ所)全て市が所有し公開しています。豆田の有料施設(6ケ所)の内い5カ所は個人の所有で公開し、個人で維持管理されれています。
 市は住民主導のこのようなまちづくりの取り組みに対して、積極的にバックアップをするようになりました。活動拠点となる「天領日田資料館」の設置公開をはじめ、道路や建物の修景整備や修理に対する支援など美しい町並みの保全に努めるようになりました。このような官民協働のまちづくりの結果、今日では日田を代表する観光地となり大変賑わっています。
 
 飫肥の大手門通りや後町通りなどの無電柱化が、本年度から動きはじめました。今回の視察で得た多くの点を飫肥のまちづくりに活かして、飫肥の更なる魅力アップに努めなければなりません。
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2012/05/11(金) 13:13 | まとめwoネタ速neo
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