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第3回おび学
 第3回目の「おび学」が、昨日開催されました。
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 今回のテーマは「飫肥の石垣について」です。講師は日南市文化生涯スポーツ課岡本担当監です。
 先ず、飫肥城周辺の石垣の材料となっている「飫肥石(おびいし)」や石積工法などについて、基礎的な説明を受けました。
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 大手門では、昭和53年の大手門復元工事中に偶然発見され、現在大手門内側に展示してある礎石の碑文(追手御門台石垣並御門修復)の説明。
 そこから、以前の大手門は正徳三年(1713年)に建設されことが、読み取れます。また、この普請に携わった主たる者が刻まれていますが、その中にある穴太頭(あのうかしら)という役職が、石積の責任者とのこと。もちろんこの礎石も飫肥石です。
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 その後、現地で実際の石積みを見ながら説明を受けます。
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 この石垣の石積みは、切込接(きりこみはぎ)方法による乱積(らんづみ)石垣ですが、よく見ると飫肥積(おびづみ)といわれる飫肥独自の石積工法なのです。扇のように石積みされているのが特徴です。このような工法よる石垣は、石積み方法として好ましいものとは言えないそうですが、あえてこのような工法を用たのか定かではないようです。
 しかも全国ではあまり見ることの無いその飫肥積の石垣が、城内外の石垣のあちこちで見られます。
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 石垣の出角部分の積み方である算木積み(さんぎづみ)は、長方体の石の長辺と短辺を交互に重ね合わせることで強度を増すことができるそうです。
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 その後、城下町に下って様々な石積を見て廻りました。
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 数多くの石垣が見られる飫肥城下町は、全国でも珍らしく、注目されているそうです。

 ところで飫肥石は、約2万8千年前の姶良火山大噴火による火砕流が厚く堆積しし、圧縮され固まった「溶結凝灰岩」です。
 特にその深い部分から取り出された飫肥石は、硬くて加工しやすくしかも丈夫で重宝されたようです。
 飫肥城の近くには、豊富な採石場があり、石工の技術も高く1602年の伏見城をはじめ江戸城・丹波亀山城・名古屋城・大阪城・などの築城に携わっています。
 ところでこの「おび学」は、地域連携組織「城下町飫肥まちづくり協議会」が主催するもので、飫肥のことをもっと学ぼうと言うことで取組まれているものです。今回は定員30名を越える多くの住民が参加しました。中には飫肥中学校の生徒も参加し、当時の石垣の工事方法などの質問をして熱心に学んでいました。
 次回は、今月の26日です。テーマは「飫肥伊東氏と黒田官兵衛とtの係わり」です。皆さんもぜひ一緒に、飫肥の歴史の掘り起こしをやってみませんか!
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